歴史 | 二子玉川ライズとは | 二子玉川ライズ
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ABOUT 二子玉川ライズとは

歴史

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洗練された都市の魅力と、あるがままの豊かな自然が共存する、二子玉川。
1982年に開発をスタートした二子玉川ライズが完成。 砂利石の広がる多摩川河川敷の宿場町が玉電の開通をきっかけに行楽地へと発展し、1969年には、日本初の郊外型デパート誕生で
商業地へと変貌を遂げた、二子玉川。
さらに、1982年より開発をスタートした「二子玉川ライズ」の登場により、新たな街の顔が誕生。
時代に先駆けてその姿を変えてきた二子玉川の、開発の歴史をたどる。

  • 玉川髙島屋S・Cオープンの5年後の二子玉川周辺。まだ住宅の間に空き地や田畑が見られる。この年竣工の新二子橋を建設中の様子も見える。

    1974年 玉川髙島屋S・Cオープンの5年後の二子玉川周辺。まだ住宅の間に空き地や田畑が見られる。
    この年竣工の新二子橋を建設中の様子も見える。

  • 1999年の二子玉川近辺。新二子橋を通る国道246号線が整備されている。住宅が隙間なく立ち並ぶ間に、木の生い茂るエリアも残されている。

    1999年 1999年の二子玉川近辺。新二子橋を通る国道246号線が整備されている。住宅が隙間なく立ち並ぶ間に、木の生い茂るエリアも残されている。

行楽地から商業地へ…
そして、今後の二子玉川。

2011年二子玉川ライズの第1期竣工を経て、さらなる注目を集めている街。その軌跡をたどるため、二子玉川の歴史に詳しい二子玉川郷土史会会長の池田良夫さんにお話をうかがった。
「そもそも『二子玉川』というこの地域の俗称は、古来から多摩川を挟んで神奈川側にあった二子村と、東京側にあった玉川村、2つの村の名前が組み合 わさったものとされています。また、江戸時代から近年にかけて、多摩川を隔てたこの地域を唯一結んでいた渡し船『二子の渡し』に由来しているとも。渡し場 の周りには、茶屋や食事処、宿屋が集まるので、当時から二子玉川は賑わいを見せていたそうです」
大正10~11年、多摩川の砂利を運んでいる、帆掛け船 大正10~11年、多摩川の砂利を運んでいる、帆掛け船
「明治40年に玉川電気鉄道(玉電)が開通し、終点の玉川駅がこの地にできると、さらに川沿いに料亭や旅館が立ち並び、また、観光鮎漁や鵜飼など、 川遊びの店も軒を連ね始め、二子玉川は行楽地へと変化していきました。玉川遊園地やプール、テニスコートなどが建設され、花火大会の開催が始まったのもこのころです」
二子玉川を大きく変化させた玉電とは、どんな役割を担った鉄道だったのだろうか?
昭和40年の兵庫島と、読売飛行場。この辺りは、現在は二子玉川緑地運動場になっている。 昭和40年の兵庫島と、読売飛行場。
この辺りは、現在は二子玉川緑地運動場になっている。
「玉電建設の最大の目的は、多摩川の砂利を採取して都心で販売することでした。日清戦争後の好景気に沸いていた当時、都心部ではビルの建築や道路の整備が 進み、砂利や砂が多く必要とされていたのです。また、大正12年に起きた関東大震災の後には、復興のためにさらに大量の砂利が必要となりました。この需要を背景に、多摩川に二子橋が架けられ、玉電はさらに溝ノ口まで延伸。当時が、二子玉川における砂利産業の最盛期でした。旅客用電車が砂利運搬用の貨車を牽 引して走るようすから、当時の人々は玉電を“ジャリ電”という愛称で呼んでいたそうです。」
昭和40年、高架工事中の二子玉川園駅 昭和40年、高架工事中の二子玉川園駅

多摩川から都心へジャリ電が駆け抜けるお楽しみ満載の地。

「昭和9年に内務省によって多摩川の砂利採取が禁止されると、玉電の砂利輸送は衰退し、旅客輸送専用の鉄道へと切り替えられていきました」
多摩川の恩恵を味わえる行楽地として盛り上がりをみせた二子玉川が、再び大きく変化することになった出来事が、玉川髙島屋S・Cのオープン。
「昭和44年、日本で初めての郊外型デパートとして誕生した玉川髙島屋S・Cには、非常に大きな注目が集まりました。この存在によって、二子玉川は多くの人達がショッピングに訪れる、商業地へと変貌を遂げたのです。現在もその人気は高く、1年間に約1700万人もの集客があり、さらに毎年100万人ずつ増加しているとされています。平成16年にはS・Cの裏路地に、かつてこの地に花町があったころの歴史を感じさせる飲食街『柳小路』もオープンしました」
昭和44年、オープン当時の玉川髙島屋S・C 昭和44年、オープン当時の玉川髙島屋S・C
  • 自然はそのままに人と情報が集まる場所 そして…未来へ。
  • 自然はそのままに人と情報が集まる場所 そして…未来へ。
自然はそのままに人と情報が集まる場所
そして…未来へ。

行楽地から商業地へと、時代に先駆けてその姿を変えてきた二子玉川。
2011年には、二子玉川東地区第一種市街地再開発事業(第1期事業)が竣工し、「二子玉川ライズ」という新しい街が誕生。
これにより、二子玉川は、ショッピングを楽しむ人々だけでなく、明るく快適なオフィスで仕事をする人々や、
緑に囲まれた住宅で暮らす人々が集う、より安全で、安心して過ごせる活気のあふれる街へと、進化を遂げた。

そして、2015年。
二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業(第2期事業)の竣工により、「二子玉川ライズ」が、ついに完成。
駅から二子玉川公園を結ぶ歩行者専用通路「リボンストリート」をはじめ、商業施設やフィットネスクラブ、
10面スクリーンのシネマコンプレックス、水辺空間のあるルーフガーデンやホテル、オフィスを配した複合用途施設として、
グランドオープンする。

都市と自然の共存する街、二子玉川は、回遊性と賑わいを兼ね備えた、より魅力ある街を目指していく。

二子玉川年表
  • 1889年(明治22) 市制・町村制施行、玉川村誕生
  • 1894年(明治27) 日清戦争(〜1895)
  • 1904年(明治37) 日露戦争(〜1905)
  • 1907年(明治40) 玉川電気鉄道開通
  • 1909年(明治42) 玉川(第一)遊園地開園
  • 1910年頃(明治43頃) 玉川花火大会開催
  • 1914年(大正3) 第一次世界大戦(〜1918)
  • 1922年(大正11) 玉川第二遊園地開園
  • 1923年(大正12) 関東大震災


  • 1925年(大正14) 二子橋完成
    玉川プール開場

  • 1927年(昭和2) 金融恐慌
    玉電溝ノ口線玉川駅〜溝ノ口駅間開通
    玉川プールに隣接してテニスコート開業
  • 1941年(昭和16) 太平洋戦争勃発
  • 1944年(昭和19) 玉川(第一)遊園地閉園
  • 1945年(昭和20) 終戦
  • 1954年(昭和29) 二子玉川園開園
  • 1964年(昭和39) 東京オリンピック開会
  • 1969年(昭和44) 玉川髙島屋S・Cオープン
  • 1985年(昭和60) 二子玉川園閉園
  • 1997年(平成9) 二子玉川駅改装
  • 2004年(平成16) 柳小路オープン
  • 2007年(平成19) 二子玉川東地区市街地再開発着工
  • 2010年(平成22) 二子玉川ライズ
    オークモール・バーズモール開業
    二子玉川ライズ
    タワー&レジデンス竣工
  • 2011年(平成23) 二子玉川ライズ
    ショッピングセンター開業
    二子玉川ライズ
    ドッグウッドプラザ開業
  • 2015年(平成27) 二子玉川東第二地区市街地再開発事業竣工
  • 2016年(平成28) 二子玉川東第二地区市街地再開発組合解散
二子玉川ライズ受賞歴(抜粋)
2014年4月
(平成26年)
生物多様性JHEP認証 最高ランク(AAA)を取得
2015年8月
(平成27年)
二子玉川ライズ・タワーオフィス
LEED NC(新築ビル部門)ゴールド認証取得
2015年11月
(平成27年)
LEED ND(まちづくり部門)ゴールド認証取得
2016年4月
(平成28年)
第25回地球環境大賞 大賞(グランプリ)受賞
2018年3月
(平成30年)
第2回先進的まちづくりシティコンペ
国土交通大臣賞受賞
二子玉川フォトギャラリー
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  • 1924〜1969年、二子玉川園と砧本村の間を結ぶ玉電の砧線。
    主に砧本村の『わかもと製薬』の工場への通勤に使われた。
  • 大正末期、多摩川沿いにたくさんあった料亭のうちの一軒、『町田軒』。
  • 大正10〜11年、多摩川の砂利を運んでいる、帆掛け船。
  • 大正初期、多摩川河川敷の菖蒲園。
  • 昭和36年の、二子玉川駅前南口のようす。
  • 昭和37年、多摩川で染物をしているようす。
  • 昭和36年の兵庫島。
    当時は川の流れを途中でせき止めて、ここでボートに乗るのが流行していた。
  • 昭和43年の二子玉川近辺。
    手前に見えるのは二子玉川小学校。
  • 昭和40年の兵庫島と、読売飛行場。
    この辺りは、現在は二子玉川緑地運動場になっている。
  • 昭和40年、高架工事中の二子玉川園駅。
  • 玉電の廃止に当たり、瀬田から二子玉川に向かって走る花電車。
  • 昭和44年、オープン当時の玉川高島屋S・C。
  • 玉川高島屋オープン告知のビラ。
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